2015年11月17日
以前、”プラリネ”についてお話しした回がありました。
ただ、話が長くてややこしいので、一旦、削除しました。
なので、これから毎週水曜日は、
アーモンドを材料にした、菓子用素材、原料のお話をします。
そんなわけで、今日は”プラリネ”の話をします。
ウキぺディア(とそれ以外の文献)によると、
”プラリネ”の起源は、
17世紀のフランス貴族”セザール・ガブリエル・ド・ショワズ=プラスラン”のもとで
料理人をしていた、クレマン・ラサーニュによって考案されたらしい。
一説には、偶然にもクレマンが煮ていた砂糖液(カラメル)を
ローストしたアーモンドの中にこぼしてしまったのが始まりらしい。
冷えて、ガチガチになった、砂糖(カラメル)まみれのアーモンドを
プラスランが食べたらたいそうおいしかったそうです。
料理人ではなく、プラスランの名に因んで"プラスリーヌ”と呼ばれ、
やがて”プラリーヌ”と呼ばれる様になりました。
ちなみに”プラリネ”はドイツ語であってフランス語ではありません。
ここで、ポイントになるのが、”砂糖で覆われた”の意味でつかわれる
”キャラメリゼ”と区別されることです。
キャラメリゼ”は”砂糖でコーティングする”方法です。
”プラリネ”は、ただ単にアーモンドに砂糖でコーティングするのではなく、
焦がした砂糖を、ローストしたアツアツのアーモンドに絡めます。
菓子作りの専門書によれば、
砂糖に水分を含まないこと。冷えた時に水と砂糖が分離して食感が悪くなる。
アツアツのアーモンドでないと、アーモンドに絡めたときに
焦がした砂糖が冷える速度に差ができて食感がわるくなるのです。
以上の事から、”プラリネ”は意外と奥の深いお菓子なのです。
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Posted by akiaki at 19:09
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